未分類

ビルの隙間に存在する異空間。その先には・・・。

 
 アキバを歩き回っていると、色々なモノに出会う。今のアキバを象徴するメイドしかり、フィギュアしかり、パソコンしかり、無線しかり・・・。しかし、その象徴とは反対に、昔ながらの飲食店や家屋も多く存在する。いつものように記事を探してアキバの街を散策していると、ビルの間に一本の路地を見つけた・・・。
 それを見つけたのは、ビルとビルの隙間だった。何の変哲も無い雑居ビルがあり、その間に人が一人通れる空間があるだけだった。普段ならそこは、何も気にせず・・・というより、そこに隙間があることすら気づかず通り過ぎる場所だった。
 その隙間に入り、細い道・・・と言うべきなのだろうか・・・を進んで行った。両側は雑居ビルの壁が立ちはだかり、何かを拒むかのようにそびえ建っていた。日の光も当たらないその道を進んで行くと、徐々に向こう側が明るくなってきた。
 進んだその先は、右側が開けていた。そこは、ビルが解体された場所らしく、地面は土がむき出しになっていた。どうやら、ビルが無くなったおかげでこの場所が明るくなっていたらしい。そして、その先に目的の場所はあった。ビルが建っていたら気が付かなかったであろうその場所が、今は日の光に照らされていた。
 その場所は神社だった。名前は“花房神社”らしい。路地の奥にひっそりとたたずむその社は、とても厳かに感じられた。社の前には2匹のお稲荷さんが祀られており、長年その土地を見守ってきているという風格が感じられる。せっかくここまで訪れたので、お賽銭を賽銭箱に入れてきた。これからの安泰とここを撮影させてもらったお礼を兼ねて。
▲江戸時代からこの地に
 路地を抜けると、またいつものアキバの喧騒が戻ってきた。振り返ると一本の道がそこに佇んでいた。再びここを訪れることはあるのだろうか。それよりも、ビルが建つと再び日の当たらない場所になってしまうのではないか。そう思うととても寂しく感じられた。 …機会があれば再びここを訪れたい、そう思いアキバの街中に戻っていった。 【関連リンク】 ・秋葉原インフォメーション