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第6回Lunar-Kのエロゲ一本道「ロンド・リーフレット」レビュー

 
■Lufthansa 715便からBuon Giorno!  機内食のワインが美味しいです。Lunar-Kです。  急きょイタリア旅行が決まってしまったので、暫く原稿があいてしまいました。そこで、この原稿を、せっかくなのでイタリアからまとめることにしました。  というわけでイタリアですよ。BITTERSWEET FOOLSですよ!相田裕ワールドですよ!というのは置いておいて…今回の話題は、先月1月26日に発表された「ロンド・リーフレット」(Littlewitch)についてのレビューとなります。今回、せっかくイタリア旅行に来ているので、書いた項目について、書いた場所を記録してみようかとおもいます。ということでよ・ろ・し・くぅ。 ■さすがは北側寒囲さんの安定したシナリオ。しかし…(Lufthansa 3910便の中)  過去に「雪桜」「海道」などで定評のあった北側寒囲さんがシナリオ担当として入った今回の作品は、非常に全体のクオリティも高く、安定した出来でした。演出に懲りすぎず、マルチエンディングを非常によい形で踏襲しています。しかし、しっかりとやるべきことは踏襲している、スタッフの仕事が非常に美しいゲームであったように思います。  しかし、実際には、もう少し高得点が狙えたかもしれないのに、あまり高い平均得点が得られているようには思えません。どうしてでしょうか。今回はその辺を分析してみることにします。 ■高次元な悩み。素材が悪いわけではない。(ミラノ Le Meridien Galia Hotel)  全体的に低調な理由としては、ほかの1月26日販売群が「良過ぎた」ことも原因の一つに挙げられよう。同時に出たものとして「車輪の国、悠久の少年少女」「いつか、届く、あの空に。」など、読み物としての期待度の高い作品群と同じ日付の販売であったため、最終的に人気や評点について、そちらに引っ張られた可能性が高いと考えられます。  また、同日の販売群の中には上記の2つのほか、コットンソフトの新作も含まれており、通常版販売開始を含めたゲームの販売タイトルが20タイトルを越した為、購買層が大きく分散し、エロゲー批評空間さんにおける評価数もあまり伸びず、正当なデータ解析に支障を及ぼしてしまっています。  実際、秋葉原のほうでのポスターの貼り具合ですが、今回はむしろコットンソフトの新作のほうが目立ち、Quartett!のときのような華やかさはなかったようにおもいます。 ■ということで本編のレビュー。(パドヴァ Shelaton Padova Hotels)  では、今度は内容のほうに言及をしていきます。今回は、第何話、といったようにシナリオが細かく区切られた構成となっており、それらが短時間で終わりやすく、何かをしながらするゲームとしては向いていますが、長編シナリオをぐっと読む人にはお勧めできない内容となってしまったようにおもいます。完成度では、明らかに前々作『Quartett!』のときのほうが高いように感じます。  お話は1892年のロンドン、貧乏貴族の女子爵家に赴任することとなった若き執事マシューを主人公とした物語として描かれていますが、今回のお話では特に、老執事アルフレッドが非常にいい味を出しています。特に、会話劇としてシナリオが描かれているため、プレイにはオートモードをお勧めしますが、どちらかといえばこれもゲームシナリオという見方で見てはいけないのかもしれません。つまり、ビジュアルノベル的見方をしてはいけない、ということです。  最近、Overflow「School Days」を筆頭に、アニメーションのようなエロゲーが段々と増えてきました。アニメの様ななぐりぐりとした動きこそしませんが、今回の作品もその一種とおもっていただいてOKだとおもいます。  劇作として見た場合、アニメを見ているような雰囲気でさっくりプレイできるのがよいところですが、心の内面の深いところまでは入り込んでいくのは難しいでしょう。そのようにシナリオが書かれていません。多分、北側寒囲さんもそのような注文をメーカーから受けているのでしょう。D.O.の「雪桜」「海道」の時とは違ったシナリオ作りがそこからは読み取れます。  作品完成度、安定度の高さは評価できますが、そこがヘヴィーユーザーには物足りなく感じることでしょう。 ■ライトユーザーを正しい道に引き込む作品として(フィレンツェ Art Hotel Miro)  そこで、この作品の適用箇所です。それはライトユーザー。エロゲーをはじめて間もない人に、エロゲーがエロだけで構成されていないということを示すには非常に万人受けしやすい作品であると考えられ、元々Dreamcastの「北へ…」にて原画をつとめていた大槍葦人さんによる高品質のCGなど、ライトユーザーには薦められる要素が多数あります。ぜひぜひ、ライトユーザーの方はお試しくださいませ。価格分の良さは十分にある作品だと思います。 ■おわりに(同上)  今回は深い分析が出来なかったのがちょっと悲しいですが、とりあえず今回のレビューはここまで、ということにさせていただきます。  えー、次回ですが、「いつか、届く、あの空へ・・・」のレビューが出来たらいいなと思っていたのですが、旅行前にPCにぶち込んでくることが時間的に出来ませんで、シナリオの量もかなり行っている模様ですので、もしかしたら次回更新までに間に合わない・・・かもしれませんorz  ま、最悪何か小休止的なコラムは書くつもりなのでお楽しみに。ではでは♪