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第14回 ほぼ週刊同人ゲー体験版レビュー「RefRain」

 
RefRain ~prism memories~ 奏でる光が世界を変える―。己が存在を戦斗機に替えてコンピュータネットワーク「M.R.S.」へとダイブする3人の少女。自らの為、大切な思いの為。彼女達はネットワークの深淵を目指し、飛ぶ。その壮絶なる火力は彼女達の道を啓くのか。今回は彼女達と深淵の底まで付き合ってもらう。 【作品】 Project Blank(P.N.B.) : SMD-02 戦略的循環攻撃型弾幕撃込シューティング RefRain ~prism memories~
ティ / BlitzLesterr - M.E.F.A2(メファツー) X-4発動 ▲ティ / BlitzLesterr – M.E.F.A2(メファツー) X-4発動
【制作者インタビュー】(今回はyokoさんにご回答頂きました) ■制作について Q:RefRain作成のきっかけを教えてください。 A:前作「五月雨 ~samidare~」の制作が完了した後、ありがたいことに初めて遊んだ同人シューティングが「五月雨 ~samidare~」だったという話を頂きました。あれはあれで「ゲームとして良かった」と思ってはいるんですが、ゲーム性としては弾幕避けに飽きたようなごく一部の方に向けて作ったとても尖ったゲームでしたので、かなりギリギリまでパターンを突き詰めていくような何かとハンドルに遊びがないゲーム性でした。 なのでこのゲームをシューティングを遊んだことがない人がプレイするとうまく遊べないのですね。これは遊び手の対象をどこに設定するか、という話ではあるのですが、前作の高難易度ステージ(EXTRA)を制作している頃にも疑問に思っていたところでして。五月雨の中で見れば良くても、(広域な意味で一般に向けた)ゲームとして見れば、これは善くないのではないか?という疑問を感じていました。そこで、前作のコンセプトを生かしながらも、そのあたりを改善した揺らぎを残したシューティングゲームが作りたいと思い、制作に至りました。 Q:制作期間はどのくらいでしたか。また、制作に際して大切にされたことはありますか。 A:プロトタイプ期間を含めると6年位、コンセプトが確定してからの制作期間としては4年半~5年位になります。1番最初の企画書は2005/01/01に作成を行い、そこからC68, C69, C70(2006/08)で3回ほどプロトタイプ版を制作しました。C71は仕事の都合で参加できなかったのですが、C70の方向でコンセプトが決まりましたのでC72~C73でさらにプレビュー版として制作を続け、2008/05頃にコンセプトを決定した内容で企画仕様を作成しました。 C74からC79までで体験版として制作を続け、C80でVer1.00.0に辿りつきました。おかげさまでC80では無事完売しまして、現在は同人ショップ様で委託頒布を行っているところです。今後の予定としては、各部の不具合修正や追加等を予定していますので、あと一息と言ったところでしょうか。尚、2011/09/12現在の最新版は Version 1.02.0となります。 制作に際して大切にしたことですが、シューティングゲームはクリアできない方も多く「クリアする」という楽しさを知る人が少な目のジャンルなのかなと思っています。このあたりは前作「五月雨 ~samidare~」制作時に感じた疑問も踏まえて、必要以上に難しくしないように、またプレイの幅を持たせられるように心がけていました。そのほか、できる範囲で攻撃には予告を設けて極力理不尽にしない、色使いを統一する、ユーザーの視点(画面のどこを見ているか)を考えたレイアウトを行うといったところはかなり目を配って制作しています。
タイトル ログイン画面 ▲タイトル ログイン画面 / 奏でる光が、世界を変える。 ミリア デスクトップ画面 ▲ミリア デスクトップ画面 3つの攻撃を循環させて、敵をなぎ倒せ!! ▲3つの攻撃を循環させて、敵をなぎ倒せ!!
Q:制作の中で大変だった点はどんな所でしたか、またそれはどうやって乗り越えましたか。 A:大学の頃は週1回定例で進捗を確認したり、テストプレイができたりとお互い刺激を受けることができました。今は全員が社会人となり各地に散らばっていますので、そのあたりができなくなったのが厳しいところかなと思います。このあたりはデータのやり取りや連絡方法を工夫することで乗り切っています。 ・データのやり取り・・・Wiki/アップローダー/FTP/SVN/VPN ・連絡方法・・・IRC/MSNメッセンジャー/Skype ただしリアルには全く及ばないことはメンバー全員が理解していて、頻繁に会って打ち合わせしていたりします。メンバーが各地に散らばっているので全員が一同に、という機会は少ないのですが、その部分部分で必要なメンバーが集まるといった形でしょうか。このあたり、メンバーの協力なしでは制作できませんでした。 Q:影響を受けた作品や好きな作品を教えてください(制作に直接関係のない作品でも結構です)。 A:私(Yoko)限定になりますが、こんな感じということで。 ・グラディウスシリーズ ・東方怪綺談 ・攻殻機動隊 ・自転車創業さんから発刊されているANOS一連のシリーズ Q:制作メンバーはどういった経緯で集まった方々ですか? A:制作メンバーは7人で、全員「Amusement Makers」という大学サークルで制作していたメンバーです。大学の卒業に伴い、上記サークルから派生する形で今のサークルを立ち上げ、活動をしています。
ティ ▲ティ セントラル1へのダイブ ティ ▲ティ / BlitzLester ログイン画面 敵の弾幕の隙を縫って、攻撃を仕掛けろ!! ▲敵の弾幕の隙を縫って、攻撃を仕掛けろ!!
■RefRainの内容について Q:ユーザーの皆様に楽しんでもらいたい点はありますか。 A:シューティングゲームは遊ぶ人によって、楽しんでもらえる範囲や目標が異なると思っているのですがこのゲームは「ふと通りがかった際にゲームを見てプレイしたくなる」、そんな感じに楽しんでいただければなと。 素人なりに考えてみたところですが、「ゲームを知って発売を待つような楽しみ」→「パッケージを手に取るまでの楽しさ」→「パッケージを開封する時の楽しみ」→「ゲームを遊んでからの楽しみ」→ 「ゲームを遊んだ後の楽しみ」。そんな観点から作りこみを行っていましたので、ぜひとも作品を手に取るところから楽しんで頂ければと思います。 Q:お気に入りのシーンはありますか?よろしければ理由も教えてください。 A:色々ありますが…1シーン、1pxに拘って制作をしているので、どれもお気に入りでしょうか。基本的にゲームの進行と音楽の進行とを同期(場所によってはbpmとも同期)させていたりするので、そのあたりを含めて何かを感じてもらえればなと思います。 Q:お気に入りのキャラは誰ですか? A:難しい質問ですね(笑)1番最初に主人公のミリアのラフを見たときは感慨深いものがありました。 Q:モデルになった作品などはありますか? A:幣サークル前作「五月雨 ~samidare~」ですかね。 Q:どんな人にRefRainを薦めたいですか? A:昨今の弾幕シューティングゲームに疑問を持つような方がいれば、遊んでいただければなと。だいたい高校生以上位のシューティングゲームを遊ぶ方ならそれなりに遊べるのかな、と予想しています。それと前作「五月雨 ~samidare~」をプレイされクリアされた方や、途中でコントローラーを投げてしまった方にも遊んでいただければなと。 Q:作品の中身もさることながら、バナーやフライヤーも綺麗でとても印象に残ります。デザインもメンバーで話し合ったりして作られているのですか。 A:お褒め頂有難うございます。詳細なデザイン・レイアウトなどについては制作するメンバー各々の采配ですね。 ただし制作物は基本的にすべて「仕様決め→打ち合わせ→叩き台作成→レビュー/ダメだし→リテイク→修正→公開」といった過程を踏んでいます。印刷物などについても、まずは基本的な形式や必要になる事項について関係するメンバーで話し合い・打ち合わせを行っています。
セントラルキーパー シトラス&シードレス ▲セントラルキーパー シトラス&シードレス セレス ▲セントラルキーパー / セレス 彼女の攻撃は強力だ!! コンセプトリアクターで敵弾を破壊可能に変換 / M.E.F.A2ゲージを回復してさらに追加攻撃を ▲コンセプトリアクターで敵弾を破壊可能に変換 / M.E.F.A2ゲージを回復してさらに追加攻撃を
■今後のサークル活動について Q:開発中の作品がありましたら、教えてください。 A:まだ「RefRain ~prism memories~」のパッチ等で作業に追われそうですので、同時併走している作品はありません(汗) Q:制作において最も大事なものはなんだと思いますか。 A:継続ですね。継続して毎日作業をすることで、付かず離れず。熱過ぎず冷め過ぎずの状態を維持しつつ、定格70~80%出力を維持することでしょうか。数日間制作から離れたら、やっぱりテンションを戻すのに時間がかかります。あとはゲーム以外のもの、何でもいいので面白いと思ったものに触れることが大事かと思っています。社会人になると何かと情報のアンテナが小さくなりがちですので、そのあたりを念頭においてできるだけ幅広く興味を持つようにしています。 Q:最近注目されている同人ゲームがありましたら、教えてください。 A:色々とありますが・・・近いジャンルの作品ですと下記のサークルさんでしょうか。 ・瞬殺サレ道?さんの横スクロール・メードさん溜め撃ちシューティング「SUPERまてまてレーザー」 ・えーでるわいすさんの肉弾妖精無双アクション「花咲か妖精フリージア」 ・クロスイーグレットさんのアクション「NINJA RISING」 Q:このレビューをご覧の皆様に一言おねがいします。 A:「RefRain ~prism memories~」は思いのほか長期間の制作になっていますがなんとかコミックマーケット80で、Ver 1.00.0に辿り着くことができました。イベント・書店委託等に関わらず、手に取って頂いた方は是非とも楽しんでいただければと思います。一度プレイされた方は、ふと思いついた頃にでも、またHDDの中から引っ張り出して遊んで頂ければ幸いです。 またこれは個人的な意見ですが、同人ゲームにおいては「制作側」「プレイヤー」を分けて考えてしまうのもどうかなと思っていたりもしますので、そのあたりうまい境界と言いますか、あくまでもよい加減にかつアバウトにお互いが楽しむことが出来ればいいのかな、と思っています。 RefRainについては不具合修正を含めてもう少しだけ残る作業がありますが、次回作も既に構想が出てきていますのでそのあたりも含めて、気長に生暖かく見守ってやっていただければと思いますのでよろしくお願いします、ということで。
ミューズ ▲ミューズ / BronxTerror – M.E.F.A2 X-3で集中攻撃 ミリア ▲ミリア / MustViper – M.E.F.A2 X-4発動 M.E.F.A2とコンセプトリアクターを使った反撃のチャンス ▲M.E.F.A2とコンセプトリアクターを使った反撃のチャンス
■体験版レビュー 体験版では3面まで遊ぶことができ、自機体を3機から選べます。楽しかったです。筆者がいいシューティングの条件と考えている3要素の「音楽がいい」「敵の攻撃は激しいが、案外なんとかなる」「こっちも超火力な技を持っている」を高レベルで満たしています。チュートリアルは必ず受けて欲しいと思います。この作品の大事なところが詰まっています。 後、ヘッドフォン推奨です。別にエッチな声とかは出ませんが、外界を遮断して、音楽フルボリュームにして、この世界に入りきって遊んで欲しい作品です。音楽のよさもさることながら、超火力な技があるところもいいですね。ボスのゲージがメリメリ減ります。え?こんなに減るの?と思うはずです。 筆者はノーマル版で遊びましたが、ロックショットを当ててメリメリ減らしたいが為に、M.E.F.Aで弾を消しつつ前に前に出てみたり、敵弾の激しさにボス目がけて回避行動を行うという島津義弘のような行動に出たりと画面中を駆け巡り、敵を追ったり追われたりしてわーわー言いながら楽しみました。 数年越しの作品だけあって、演出や背景も緻密に描かれています。公式サイトのインストカードやフライヤーがかっこいいです。ちょっとスペックによっては動きが厳しいかもしれませんが、コンフィグもあるので調整をしてみてください。コンピュータネットワーク「M.R.S.」の深淵を覗きに行きましょう。
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