第29回 エロゲ体験版レビュー「初恋1/1」 制作インタビューと公式サイトでも見られないCG

 
初恋1/1

今回のレビューは6/29日発売の「初恋1/1」です。ビジュアルアーツ様の協力で、制作インタビューや、公式サイトでも見られないCGをいただきました。発売直前のこの学園モノを是非お楽しみください。

生徒会長真加辺碧のスピーチシーン。この後ハプニング
▲生徒会長真加辺碧のスピーチシーン。この後ハプニング
各キャラの立ち絵 ブラウスとかニーソとかニットとか
▲各キャラの立ち絵 ブラウスとかニーソとかニットとか

【制作者インタビュー】(今回は丘野ディレクターにご回答頂きました)
■制作について
Q:初恋1/1のきっかけを教えてください。
A:ビジュアルアーツの馬場社長よりある日「来年は20周年や。お前らも記念タイトルを作らんかい!」と社命を賜ったのがスタートです(笑)その時は他にも色々と仕事を抱えていたので、後ろ向きな回答をしてお茶を濁したのですが…。諸々一段落して考えてみると、たくさん予算も使えそうだし、これまでにはない規模感やコンセプトのゲームが作れるのでは?と考えるととても面白そうに思えてきまして、私、丘野が中心になって制作スタッフに声をかけていきました。
 
Q:タイトルが印象に残りましたが、エピソードなどはありますか?
A:会議で決まったのですが、いまとなっては誰のアイデアかわからなくなってしまいました…(笑)たぶんライターの魁先生か、プログラマーのとなぴょんだと思うのですが。「初恋」という単語を使うことは決まっていたのですが、その前後になにか耳に残って、なおかつコンセプトをあらわす単語をくっつけられないだろうかという案から生まれたタイトルです。「1/1」には「1つと1つの恋心が結びつく」「等身大の恋愛」といった意味が込められています。
 
Q:制作の中で大切にされたことは?
A:大きく分けるとふたつですね。まず、ひとつは学生ならではの空気感や、ヒロインとの距離感など、作中のテキストやグラフィック単体では表現しきれない「甘酸っぱい雰囲気」「青春の爽やかさ」などを大切に表現したいと考えました。すこしでもプレイしていただいた方の琴線に触れることができればと思います。もうひとつはヒロインとのイチャラブと、エッチシーンやそこにいたるまでの過程です(笑)とろけるような甘さを感じて欲しいですね。

月島叶との1シーン。キスまで後数センチ 瑠奈Hシーン。いっぱい濡れてます 碧さんとの1コマ。携帯も持たせないほど厳しい家のお嬢様とのデート中?
▲月島叶との1シーン。キスまで後数センチ ▲瑠奈Hシーン。いっぱい濡れてます ▲碧さんとの1コマ。携帯も持たせないほど厳しい家のお嬢様とのデート中?

Q:制作の中で、大変だった事は?それはどうやって乗り越えましたか?
A:具体的にこれ!という事ではないのですが、今回作品規模を大きくしたのはいいのですが、案の定何をするにも時間がかかって大変でした(汗)シナリオのフィックス、演出入れ、音声収録などとにかく膨大な作業との戦いでした。また雑誌広報や店舗営業も精力的に行わせていただいたのですが、反面毎週なにかしらの〆切があるような感覚で、とにかくいつも納期に追われていた印象があります(笑)
 
Q:初回特典について、詳しく教えてください。
A:まずビジュアルファンブックである冊子「初恋Art Works」が付属します。全52頁フルカラーで、これまで公開した描き下ろしイラストをはじめとするアートワークスがお楽しみいただけます。また「初恋1/1 オリジナルサウンドトラック」には全BGMをはじめ、主題歌、挿入歌、エンディング歌が収録されています。1枚にはとても収まりきらなかったので2枚組になりました(汗)「ChaosTCG」「ファンタズマゴリア」のPRカードも付属しています!

叶さんラブシーン。グレーな下着がいい 碧さんラブシーン。清楚なお嬢様のHシーン 摩耶さんお休み中。主人公が襲ってこないと思っているのか、それとも?
▲叶さんラブシーン。グレーな下着がいい ▲碧さんラブシーン。清楚なお嬢様のHシーン ▲摩耶さんお休み中。主人公が襲ってこないと思っているのか、それとも?

■内容について
Q:どんな人に薦めたいですか?
A:「初恋1/1」はオーソドックスな恋愛アドベンチャーゲームではあるのですが、現代的な解釈や要素を持って、女の子たちとの恋愛を一歩踏み込んで作り込んだ作品になっています。百戦錬磨なプレイヤーさまにも、あまりこういったゲームを遊んだことがないというかたにも、みなさまに遊んでいただきたいですね。
 
Q:お気に入りのキャラは?
A:どのヒロインもキャラが立っており、学食向上委員会の仲間としてかけがえのない存在なので、なかなか一人は選べないのですが…(汗)個人的にはかなり個人的な趣味を入れてキャラ作りをした鴇崎摩耶でしょうか。ミステリアスな雰囲気と、その裏の、儚さを感じてもらえればと思います。また唯一年下キャラの藤川瑠奈は、どのルートでも前半・後半の印象が変わるキャラだと思いますので、こちらもお楽しみに!
 
Q:杉山はバカ熱くていいですね。恍惚の表情がかなり印象に残りました。
A:今回男性キャラは、極端に非現実な印象になりすぎないように、いかにも周りにいそうで面白いキャラクターになるように…とバランスを取りながら作っていきました。声優のいちごみるくさんの熱演にも助けられて、いい存在感を出せたと思います(笑)
 
Q:吉沢先生と初恋したいです。結婚もしたいです。
A:私もジャージ姿の吉沢先生が大好きです。今回は学生同士の恋愛を描こうと思いましたので、大変申し訳ないですが吉沢先生とのルートはありません…。ですがゲーム発売後にたくさんご要望をいただければメーカーとしてはなにかしらお応えはしたいですね。
 
Q:初恋について自由に述べてください。
A:私の初恋は小学四年生。相手は隣の席の真美ちゃん(仮名)でした。真美ちゃんはあんまり体が強くなくて、授業中吐き気を催しては、トイレに駆け込むような子でした。そんな姿を見て「真美ちゃんは俺が守らねば!」と勝手に使命感に駆られて、気がつけば恋心を抱いていました。やたら体調を気遣ってみたり、気持ち悪そうにしているといち早く先生にそれを伝えたり。真美ちゃんもそんな私に心を開いてくれたのか、よく話しかけてくれ、笑いかけてくれるようになりました。
 
その後ですか? なにもないまま中学校に上がり、地味だった真美ちゃんは急に色気づきはじめ、DQN系のクラスメイトと付き合いはじめました。卒業後のことは知りません。現実なんてこんなもんです。

藤川瑠奈との1シーン。というか、どういうシーンだ!? ヒロインごとにテーマソングがあるのも初恋1/1の大きな魅力 黄色の瞳の少女。彼女の正体は?
▲藤川瑠奈との1シーン。というか、どういうシーンだ!? ▲ヒロインごとにテーマソングがあるのも初恋1/1の大きな魅力 ▲黄色の瞳の少女。彼女の正体は?

■今後の活動について
Q:発売直前ですが、修羅場ですか?
A:現在マスターアップ一週間ちょっと前です。「もう出来ていますよ。あとは発売を待つばかりですね(微笑)」と言えればこんなにいいことはないのですが、残念ながら絶賛ブラッシュアップ作業中です。 最近はモンスターエナジーやマッドクロックなどコンビニ売りの栄養ドリンクが充実しているので助かっています。
 
Q:初恋1/1痛車は私物ですか?
A:私物だったらいいネタになったんですが…(笑)普通に会社で契約した車です(※最初は魁先生の私物バイクを痛単車にしようという案もありました)。全営業工程を終えたあと、20周年イベントに展示しますので、ぜひその勇姿を目に焼き付けていただければと思います。
 
Q:このインタビューをご覧の皆様に一言どうぞ。
A:「初恋1/1」は美少女ゲームの根源的な面白さ、学生時代ならではのときめきや、女の子との惹かれあう喜び、付き合い始めて身も心も結ばれていく幸せを、より進化した形で丹念に描いた作品です! すこしでも心に触れた要素がございましたら、ぜひ体験版を遊んでいただければ嬉しいです!
 
また、発売をお待ちいただいているユーザーさま、あとすこしでマスターアップですので、最後まで気を抜かずにクオリティアップに励んでいます! ぜひご期待ください!!

二人だけの世界。瑠奈と見つめ合う 碧さんラブシーン2。裸エプロンですよ 摩耶さん熱唱中。体験版とキャラ違いすぎ
▲二人だけの世界。瑠奈と見つめ合う ▲碧さんラブシーン2。裸エプロンですよ ▲摩耶さん熱唱中。体験版とキャラ違いすぎ

【体験版レビュー】
まず、ビジュアルアーツ20周年について、お祝いを申し上げたいと思います。
 
まったく罪深い企業なのです。エロゲを出し続けて20年です。その間にどれほど多くの若者がエロゲロードを往くことになったかと思うと気が遠くなります。昨今はエロゲロードに女性の姿さえ見られます。そのうち結構な割合でこの罪深い企業が関与していると思います。筆者もこの罪深い会社がエロゲを出すうちはおそらくエロゲロードを往くことを止めないでしょう。
 
もう20年ほど、この勢いでエロゲを出し続けて多くの若者がエロゲロードを往くようにしていただきたいと思うところです。これからも、彼女達の待つ空の下、僕たちはこのエロゲロードを行く。降り返れば幾多の物語、卒業した数多の学園、戦い抜いた日々。微笑んでくれるヒロインたち。前を向けばまだ見ないエロゲが僕たちを待つ。初恋1/1は僕のエロゲロードをより確かなものにしてくれる存在になると思うんだ。初恋1/1に会えて良かったと思っているよ。本当に。
 
えー、持論はこのくらいにしまして。9時間くらいの体験版です。オーソドックスな学園の物語で、取り上げているテーマも学生時代にしか起こらないような出来事の数々で物語は構成されています。
 
物語を通じて感じた印象は学生生活から外れないということでした。魔法や異次元からの転校生が出てくるようなファンタジー路線ではなく、写実的といいますか、学生時代にしかないような出来事の数々で構成された物語が多くの読み手を初恋1/1の世界に誘っていきます。日常のシーンが続きながらも、読み手を置いていくような展開にもならないし、退屈な毎日でもない。続きを読みたくなる。そういった作品です。不思議な感覚でした。

瑠奈とのデートシーン。甘えたいお年頃のような 碧さんの浮かない表情が意味するものは…? 幼馴染キャラ森野雪乃。察しと思いやりの幼馴染
▲瑠奈とのデートシーン。甘えたいお年頃のような ▲碧さんの浮かない表情が意味するものは…? ▲幼馴染キャラ森野雪乃。察しと思いやりの幼馴染

日常を描き、9時間近く読ませるわけですからこれはなかなか難しいと思うのです。キャラの服装、日々起こる出来事、どれもがこの物語をうまく形作っています。キャラもいいですね。立ち絵からラブシーンに期待したくなるキャラが多いです。月島さんと鴇崎さんに特に期待しています。薫る色香を目で楽しんでほしいと思います。鴇崎さんは主人公をことあるごとに童貞のくせに。と言って童貞コンプレックスを刺激してくるわけです。
 
ですが、おそらく彼女も処女だと思うのです。で、ラブシーンで結構主人公に攻められっぱなしになると思うのです。まあ、処女だけど超絶な腕前で主人公を攻め落とす鴇崎さんも見てみたいと思うところもあります。そのあたりは、本編を待ちたいと思います。
 
体験版にはラブシーンが1回あり、碧さんのシーンを楽しめます、彼女らしいラブシーンでした。主人公は初めてなのはわかるのですが、もうちょっと持続してほしいところです。初恋1/1の発売までまだ少し間があり、体験版を遊ぶ時間もあると思います。多くの方のエロゲロードを確かなものにしてくれそうなこの作品、是非遊んでみてください。体験版は公式サイトからダウンロードできます。
 
このインタビューの後、無事マスターアップされたようです(追記:アキバOS編集部)。

瑠奈との海辺でのシーン。この海辺は体験版に出てきた海辺? 摩耶さんとの屋上での1シーン。個別ルートに入った後? 雪乃お弁当シーン。食べ物ばっかりじゃないか
▲瑠奈との海辺でのシーン。この海辺は体験版に出てきた海辺? ▲摩耶さんとの屋上での1シーン。個別ルートに入った後? ▲雪乃お弁当シーン。食べ物ばっかりじゃないか
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